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人形劇 「誰だ、そこに居るのは」 その言葉を聞き、ジェイは驚愕した。 「へぇ、すごいですね、あなた。気配を消して近付いたのに、僕に気付くなんて」 表情を戻し、平然とした口調で目の前の黒髪の少年、リオンに話しかける。 少年は振り向き、ジェイと目が合った。 その目は、希望の欠片も無いほどに、暗く沈んでいた。 一瞬ジェイはその目に奇妙な感覚を覚えたが、少年が喋りだしたので耳を傾けた。 「ふん・・・こんなものに頼りたくは無いがな」 そう言いつつ、手にした機械を掲げる。 「なるほど、センサーか何かのようですね。 それと、さっき僕は二人の死体を見つけたんですが、あれはあなたがやったんですか?」 ジェイは首を回し、ロニとポプラが倒れていた方をちらと見る。 リオンは全く動じることなく、 「・・・何が言いたい」 とだけ言った。ジェイはやれやれと首を振り、更にリオンに一歩近付く。 「あなた、このゲームについてどう思います?」 返事をすること無く、リオンは剣をジェイに向けた。 ジェイは動きを止め、黙ってそれを見つめる。 「説得するつもりか、勧誘なのかは知らないが、どちらにせよ無意味だ。僕はお前を殺すつもりでいる」 「乗ったんですね・・・?これに、本気で」 「お前だって分かって言っているだろう。あの二人をやったのが、僕ということが」 「ええ、傷口は丁度あなたのその剣と同じぐらいでしたよ」 その言葉でリオンは本格的に剣・シャルティエを構えた。 「やる気ですね。まあ僕としても、その方がやりやすいですけど」 ・・・出会った者は皆殺しにしないといけないから・・・ ジェイも忍刀・紫電を持ち、正面の相手と対峙する。 二人の黒髪の少年は、走り出した。 リオンがシャルティエを振りかぶろうとした瞬間、ジェイの姿が消えた。 と同時に、剣を握る腕から血が噴いた。 顔を歪め、後ろを見やると、確かにそこにジェイは居た。 たった今、血のついた刀をぶらぶらと振っている。 「どうしました?」 「・・・」 一瞬の内に移動し、交差の際にリオンを斬ったジェイは、不敵に言った。 再度リオンが剣を構える。 そして今度はその場で剣を振り、地を這う衝撃波を放った。 「この技は・・・」 ジェイは小さくつぶやき、跳び上がりその技を回避する。 そして空中からクナイを投げつけた。 リオンは一瞬不快な顔をし、黙ってそれを打ち落とした。 ついさっき似たような攻撃をあの男から喰らっていたので、対応も早かった。 ジェイの着地際を狙い再度魔神剣を放つも、驚異的な身体の反射力でそれもかわされた。 そのまま横に向けて走るジェイを、リオンは追いかける。 不意にジェイが立ち止まり、クナイを投げつけてきた。 正確に顔の真ん中を狙ったそれを、体を九十度回転させて避ける。 そして更に接近。間合いに入った。 だが、ジェイは突然刀を地面に刺すと、その場から一歩飛び退いた。 リオンは怪訝な顔をしつつも、丸腰の相手に近付く。勿論クナイが飛んでくるのを警戒しながら。 しかし全く予想外のことが起こった。 地面に突き刺さった刀から、突如炎が噴き出したのだ。 「ぐあっ!」 灼熱に包まれ、リオンは身を屈め、もがいた。マントの端が、焦げた。 「・・・さようなら」 クナイを構え、隙だらけのリオンへ狙いを付けながら、ジェイはそうつぶやいた。 ・・・これで、いいんだ。これで・・・ しかしクナイを投げつけようとした瞬間、炎の中から何かが飛来してきた。 「何っ!?」 咄嗟に腕を上げ、防御するも、その腕に鋭い痛みが走り、そこから血が流れ出た。 飛んできたものは、ジェイが突き刺した忍刀・紫電。 それに気をとられ、続いて炎から飛び出してきたリオンに、ジェイは気付かなかった。 あっという間に距離を詰めたリオンの一閃が、ジェイの頸部を切り裂いた。 「う、ぐっ!」 顔を苦痛に歪め、首元を手で押さえる。 致命傷には至らなかったものの、流れた血は彼の体力、精神力を消耗させた。 更に追撃を仕掛けるリオンの突きを、身を沈めて回避する。 リオンはそのまま剣先を下に向け、地面に伏せる少年を刺そうとした。 少年はその場から転がり、そのまま地を這いながらの回し蹴りを撃った。 リオンの体が揺れ、こちらも蹴って応戦した。 だが、伏せた体勢からまるで踊るかのように体を回転させる少年に、その蹴りは届かなかった。 連続してジェイの蹴りがリオンの体を撃った。 ──しかし、それは隙だらけだった。 リオンはすぐにそこから二、三歩離れ、隙だらけの少年へ手榴弾を投げようとした。 それより早く、直も回転を続けるジェイは、その体勢から正確にクナイを投げた。 クナイはリオンの首の付け根と肩の間の辺りに刺さった。 手榴弾を取り落とし、そこをかばう。 「──鈴鳴・苦無」 既に立ち上がったジェイが、そうつぶやいた。 動きを止めたリオンに近付きながら、言葉を続ける。 「流石に、爆発まではしてくれないようですね」 刀を拾い、相手に刺さったクナイに目をやりながら、そう言った。 リオンは顔を上げ、強くジェイを睨んだ。 ジェイはその視線を受けながら、先程感じた奇妙な感覚がまた蘇っていた。 「あなたは・・・どうして殺すんですか」 あまり深く考える事無く、ジェイはそう言っていた。 リオンは刺さったクナイを引き抜き、剣を構え直した。 「下らんな。そうするより他に道が無いからだ」 その言葉は、ある意味でとても当たり前のことだった。 だがしかし、ジェイは気になって仕様が無かった。 この人の目は、何か彼の気を引くものがあった。 「・・・お前も、同じだ」 唐突にリオンが言葉をけた。ジェイは目を見張り、彼を見つめた。 「お前の目には、純粋に人殺しをして生き残ろうという鋭く、狡猾な光が感じられない。 まるで誰かに操られているように、暗く沈んでいる」 その言葉は、いくらか自分自身に言っているようにも聞こえた。 ジェイは何も言わず、黙って目の前の少年を見つめた。 今しがた彼が言った言葉こそ、ジェイが彼の目に感じているものだった。 ・・・この人は・・・ リオンが剣を構え、走り出した。 ジェイははっとし、しばらく動かずにいたが、再び接近される前に後ろに跳んでいた。 リオンはそのまま追わずに、黙ってジェイの動作を見ていた。 「どうやら、僕達はまだ出会うべきでは無かった様ですね。僕はここで一旦引きます」 そうしてジェイは走り出した。リオンも走って追おうとした。 「──鏡殺」 そう言うと同時に、ジェイの爪が光り、足が速くなった。 やがてリオンは彼を見失った。 レーダーを見ても、反応するのはリオン自身と、彼が手を下した二つの死体だけだった。 【ジェイ 生存確認】 状態:右腕に刀傷 頸部に切傷 全身にあざ、生傷 所持品:忍刀・紫電 ダーツセット 辞書 クナイ(残り七枚) 第一行動方針:ソロンに従い、ミントを殺す 第二行動方針:ソロンに従い、遭遇した参加者を殺す 第三行動方針:シャーリィを探す 現在位置:D6の草原地帯からG3の洞窟へ移動中 【リオン 生存確認】 状態:全身に軽い火傷 上半身に軽い凍傷 腹部に痛み 右腕に刀傷 肩に刺し傷 所持品:シャルティエ 手榴弾×1 簡易レーダー 第一行動方針:ゲーム参加者の殺害 第二行動方針:マリアンとの再会 現在地:D6の草原地帯 前 次
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人形劇の魔女 性質は不信感 一定の場所から離れたがらない 非常に寂しがり屋で、常に人や動物を結界に招き入れている 招き入れられた者は、美しい幻想と案内人に歓迎され、楽しい一時を過ごすこととなるであろう 後は穏やかに生気を失い、魔女の傀儡として存在しつづけるだけである 彼女は何故「トモダチ」を「作る」のか……彼女にあり続ける「不信感」「恐怖心」は語らない ただ、彼女のそばには、人の姿をした「友達」がいる噂であるが、魔女とも「トモダチ」関係を築いているとか 魔法少女時代 愛・K・ザントリーベ
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◇===================================== カード名 . ..: 人形劇の再開 恐怖 [ドール]≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ レアリティ...: C≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ カードスキル : 接続 【悪夢】/自場のアルマを忘却/覚醒 忘却から別のドールアルマを[反響]を無効化してリアライズ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ステータス. . : コスト:3 SP:3 【覚醒(1)】【接続(ドール1枚)】≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ フレーバー .:=====================================◇
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◇===================================== カード名 . ..: 人形劇の準備 恐怖 [ドール]≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ レアリティ...: C≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ カードスキル : 手札のドールカードを任意の枚数デッキに戻す。それに1加えたカードをドローする≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ステータス. . : コスト:3 SP:2 【悪夢】≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ フレーバー .: あれでもないこれでもない……=====================================◇
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このワードは、検索してはいけなかった言葉に登録されています。 登録タグ うさぎ これはひどい どうしてこうなった グロ 動物 危険度3 問題行為 悲劇 検索してはいけなかった言葉 良い子は真似しないでね 非常識 黙読注意 本物のウサギの死体を使った人形劇。動きが多いので途中眼球が取れる。 ストーリーは、全体の皮が剥けており、腹部も切れている調理用の兎が、冷蔵庫に2匹閉じ込められている体の皮が剥けた調理用の鳥を助けて脱出しようと言うストーリー…だと思われる。 現在はDailymotionでは見れない。利用規約違反によって削除された。 それと同時にmarinato氏のアカウントも削除された。(アカウントに行っても、URLが「deleted_user」となっているため、そのためのアカウントが出てくる) 現在はYoutubeで「une histoire de lapin」と検索すれば見られる(フランス語で「ウサギの物語」という意味)。 削除された模様。 分類:グロ、非常識 危険度:3 コメント 悪趣味だな -- (名無しさん) 2021-09-17 20 29 57 見たかったなぁ -- (名無しさん) 2021-12-03 16 07 10 調理用ならそこまで非常識じゃなくね食べ物で遊ぶなってなるけど… -- (名無しさん) 2022-01-16 01 53 13 今だと特定の手順でもこれ見るの無理? -- (名無しさん) 2022-04-09 09 15 53 今でも画像が見れるね... -- (ゲーム太郎) 2022-05-26 21 11 46 最近見たけど見れなくなった? -- (うっふ) 2022-05-27 11 06 18 こういうのはYouTubeとかだとすぐ消されやすいね -- (名無しさん) 2022-08-07 12 10 54 調理用なのに目ついてるのかつけたのか -- (名無しさん) 2022-08-25 02 20 28 人形…? -- (名無しさん) 2022-10-09 09 57 05 いやだぁー -- (ゲンガー👻) 2023-09-22 21 20 23 名前 コメント すべてのコメントを見る
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登録日:2011/01/12(水) 22 35 27 更新日:2024/04/29 Mon 17 23 11NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 18年春アニメ アドベンチャー アニメ化 ゲーム シリーズ項目 レイトン レイトン教授 レベルファイブ 大泉洋 宣伝するのは脱獄犯 映画化 謎 『ナゾ、解明!!』 『レイトン教授シリーズ』とは、レベルファイブから発売されているニンテンドーDS及びニンテンドー3DS用アドベンチャーゲームシリーズ、 およびそれを主軸としたメディアミックス作品のシリーズである。 ◆メインキャラクター エルシャール・レイトン - 大泉洋(ゲーム版・アニメ映画版)/山寺宏一(TVアニメ版) 本編の主人公。通称「レイトン教授」。 グレッセンヘラーカレッジの優秀な考古学教授で、世界の解明されていないナゾを追い求める不思議研究の第一人者でもある。 紅茶を愛しチェスを嗜み、特技はフェンシングというまさしく英国紳士。詳細は項目にて。 ルーク・トライトン - 堀北真希 本編のもう一人の主人公。通称「ルーク少年」。中の人はこれが声優初挑戦。 自称、レイトンの助手でナゾ好きの少年。 頭が良く、するどい洞察力を持つ。 また、動物と話せる能力を持っている。 第1シリーズ アロマ - 能登麻美子 チェルミー警部 - 斎藤志郎 シュレーダー - 納屋六郎 ドン・ポール - 稲葉実 ヒゲマフラー ポーロ ナゾーバ アンソニー - 大沢たかお カティア/ソフィア - 大後寿々花 パッポラッチ - 後藤哲夫 サム - 安田顕 ハムスター - 柳原哲也(アメリカザリガニ) クロイ - 平井善之(アメリカザリガニ) ローズ - Salyu 第2シリーズ ルーク(3年前)‐堀北真希 「不思議な町」より3年前のまだ幼い11才の少年。レイトンの大学時代の旧友であるクラークの息子。この時点では親子関係がこじれているようだが、それには理由があり…。 少し世間知らずで、時々お坊ちゃん的な失礼さが出てしまうが、とても賢い。事件の解決を通じてレイトンを尊敬し弟子を申しでる。 この頃から既に動物と話せる特技を持つ。 レミ - 相武紗季 レミ・アルタワ 25才 第2シリーズを通してのヒロイン。 強気で行動的。格闘を叔父からならっていることで、かなり強い。 写真を撮るのが好きで、いつでもカメラを持ち歩いている。 レイトンの助手だがいろいろと謎の多い女性。 クランプ・グロスキー - 大塚芳忠 ジャン・デスコール - 渡部篤郎 ローザ・グリムス - 真山亜子 キート 新レイトンシリーズ カトリーエイル・レイトン - 有村架純(ゲーム版)/花澤香菜(TVアニメ版) 新シリーズ主人公。レイトンの養女。愛称は「カトリー」。 行方不明になった義父を探すべく探偵事務所を立ち上げる。 ◆ゲーム 第1シリーズ第1弾 『ナゾトキ×ストーリー』 :レイトン教授と不思議な町 2007年2月15日発売 対応機種:ニンテンドーDS とある富豪の未亡人から遺産相続の条件である「黄金の果実」の捜索を依頼され、小さな町を訪れたレイトンとルーク。 しかし招かれた屋敷では殺人事件が発生してしまう。さらに「黄金の果実」が隠されたという町も、ナゾに満ちているのであった。 第1シリーズ第2弾 『ナゾトキ×映画級』 :レイトン教授と悪魔の箱 2007年11月29日発売 対応機種:ニンテンドーDS 開けた者は必ず死ぬといわれる「悪魔の箱」。それを手に入れ、調査のために箱を開けたレイトンの恩師もまた、命を落としてしまった。 「悪魔の箱」のナゾを解くため、レイトンとルークは恩師の残した手掛かりからモレントリー急行へ乗り込み、危険なナゾへ挑む。 第1シリーズ第3弾 『ナゾトキ×タイムスリップ』 :レイトン教授と最後の時間旅行 2008年11月27日発売 対応機種:ニンテンドーDS タイムマシンの実験中の事故でイギリス首相含む数名が行方不明になる事件が起きた数日後、レイトンに助けを求める一通の手紙が届く。差出人は「未来のルーク」を名乗っていた。 事件との関連を感じたレイトン達だが、調査中に何と10年後のロンドンへとタイムスリップしてしまう。そして二人の前に、青年となったルークが現れるのだった。 第2シリーズ第1弾 『ナゾトキ×出会いの物語』 :レイトン教授と魔神の笛 2009年11月26日発売 対応機種:ニンテンドーDS レイトンの旧友であり、ミストハレリの町長となったクラークから「町が魔神に襲われている」との手紙が届く。レイトンは助手を名乗るレミと共にミストハレリの街を訪れる。 夜な夜な破壊される町、魔神の出現を予言するクラークの息子ルーク、「厄災の魔女」。霧のように街を包むナゾを晴らすことはできるのか。 第2シリーズ第2弾 『ナゾトキ×3D』 :レイトン教授と奇跡の仮面 2011年2月26日発売 対応機種:ニンテンドー3DS レイトンの高校時代の学友シャロアから手紙が届いた。彼女の住む町では「奇跡の紳士」を名乗る者が「奇跡の仮面」を使い、恐ろしい奇跡をいくつも起こしているというのだ。 「奇跡の仮面」はかつてレイトンの学友ランドが求め、レイトンの目の前でランドと共に失われたはずの物。レイトンは現代のナゾを解くため、己の過去と向き合う事になる。 第2シリーズ第3弾 『ナゾトキ×世界旅行』 :レイトン教授と超文明Aの遺産 2013年2月28日発売 対応機種:ニンテンドー3DS 新レイトンシリーズ :レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀 対応機種:ニンテンドー3DS 2017年7月20日発売 …今度のナゾはムジュンに満ちている。 『レベルファイブ×カプコン』 :レイトン教授VS逆転裁判 対応機種:ニンテンドー3DS 2012年11月29日発売 逆転裁判シリーズとのコラボ作品。ある雨の夜、レイトンの研究室を少女が訪れるところから物語は始まる。 少女の持つ本「ラビリンシア」の世界に取り込まれてしまったレイトンとルークは、同じく現実から来たトンガリ頭の弁護士と霊媒師の少女と共に、魔法の世界のナゾに挑む。 ◆モバイルゲーム :レイトン教授と死鏡の館 2008年10月28日~2014年8月31日まで配信されていたモバイルゲーム。 死者を呼びだし映し出せる「死鏡」が発見され、披露する会に招かれたレイトン達。会では死者との対話も行われたが、その夜に主催者マードックが殺されてしまった。 「死鏡」でマードックを呼び出す事には成功するものの、犯人はわからない。レイトン達は「死鏡」と殺人事件のナゾを解く事ができるのか。 ◆アニメ映画 『ナゾトキ×感動』 :レイトン教授と永遠の歌姫 2009年12月19日ロードショー レイトンとルークの出会いから暫く経ったある日、レイトンの元教え子でオペラ歌手のジェニス・カトレーンから手紙が届いた。 「2年前に病気で亡くなった親友が7歳の少女となって生き返ったのです。」 この不思議なナゾを解明するため、レイトン達は謎の男が主催する「『永遠の命』を賭けたナゾトキゲーム」に参加することになったのだが…。 ◆漫画版 :レイトン教授とユカイな事件 作-桜ナオキ 全4巻 :レイトン教授と迷いの森 作-吉祥寺笑 2009年12月18日発売、小学館 ◆小説版 第1弾:レイトン教授とさまよえる城 作-柳原慧 2008年12月18日発売、小学館 第2弾:レイトン教授と怪人ゴッド 作-柳原慧 2009年12月16日発売、小学館 第3弾:レイトン教授と幻影の森 作-柳原慧 2010年12月15日発売、小学館 ◆TVアニメ版 レイトン ミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~ 新レイトンシリーズのアニメ版。 フジテレビ系列で2018年4月8日から放送。 キャスティングはゲーム版から変更されている。 最後の追記、修正はキミがしてくれ…! オレの代わりに… しっかりしろ! 諦めるな ランド! エルシャール… この世に追記、修正できない項目なんてないんだ! これを… ランドーーーーー!!! エルシャール!ランドは?どうしてあなただけが追記・修正して来たの?…なんでっ? ………すまない、シャロア…ランドは… ――ランド、キミとの約束通り、追記・修正したよ。 キミはあの項目を追記・修正した者として有名になりたかったのかい? 悪いがボクには興味ないんだ。あの項目のことはボクとキミだけの秘密にしておこう。永遠にね。 あれはキミが命をかけて見つけたキミだけの項目だから。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] このゲームでアコーディオンが好きになった -- 名無しさん (2014-01-12 19 32 44) 音楽が地味に素晴らしい。レイトン教授のテーマとか特に! -- 名無しさん (2014-07-23 12 55 33) 未来ルーク「あららららら?ボクルパンになっちゃったwww」 -- 名無しさん (2014-12-11 00 57 36) このシリーズってもう完結したの?新作の話きかないけど -- 名無しさん (2015-01-02 13 20 50) ↑完結しました -- 名無しさん (2015-02-15 13 48 00) 一番気に入ってるのは奇跡の仮面 -- 名無しさん (2015-11-12 12 47 45) 完結してたのか。個人的にだけど、第一シリーズの時間軸でもう1作やって欲しかったな -- 名無しさん (2015-11-13 15 19 33) ↑そういえばルークの引っ越し先でなんか事件が起きたとか言ってたよね? -- 名無しさん (2015-11-13 19 35 54) 最後の時間旅行をよく見返してみた結果・・・クラウス、オマエ序盤からメチャクチャ怪しすぎじゃねーかwww -- 名無しさん (2015-11-20 13 20 17) ↑2 そうそう。その事件のことも見たかったなー。 -- 名無しさん (2015-11-20 15 21 58) 何気に大人になったルークが主役のスピンオフ作品も見てみたい気がする -- 名無しさん (2015-11-21 12 32 31) 各作品のEDが神曲揃いな件 -- 名無しさん (2015-11-25 15 44 17) レディ・レイトンの発売が楽しみ -- 名無しさん (2016-12-10 20 33 18) 続編だけど、主人公交代でしかも教授やルークは出ない(この先出てくる可能はあるけど)ときたか…。どうしようかな -- 名無しさん (2017-07-17 20 28 41) カトリーエイルさんのアニメ化、今日まで知らなかったよ…。中の人たちは変更になってるけどイメージのズレはとくにないかな。楽しみ -- 名無しさん (2018-03-28 18 59 12) レイトンシリーズって、後味があまりよくないイメージ。「悪魔の箱」とか「最後の時間旅行」とか。それが比較的良いと個人的に思ってる「不思議な町」と「魔神の笛」がお気に入り。 -- 名無しさん (2021-08-15 22 10 30) ドン・ポールって、化けた相手に危害は加えてないんだよね。1人は一切手出し無し、1人は眠らせて隔離しただけ。それも、ある意味いつでも見つかりそうな場所に寝かせていた。意外と人が良いのか、なんなのか。 -- 名無しさん (2021-08-15 22 16 53) 各シリーズの最後の謎は大概超鬼畜なんだが何故か奇跡の仮面だけ温かった -- 名無しさん (2021-08-16 00 33 02) 多湖輝亡き後で続編は出ないと思ったが、YouTuberのクイズノックが跡を継ぐらしい 時代だな -- 名無しさん (2023-10-09 21 07 16) 続報がでないなー、とサイト見たら2025年か。まあ他の -- 名無しさん (2024-04-29 17 22 43) すまん途中送信した。他の謎解きでもやりつつ待つか。 -- 名無しさん (2024-04-29 17 23 11) 名前 コメント
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人形劇 ◆ew5bR2RQj. 「フン、味気のないパンだ」 山小屋の一室でパンを齧りながら呟く狭間。 彼が食しているパンは、全ての参加者に支給された物と同じ。 原料のほとんどが小麦粉で、中にジャムもマーガリンも入っていないコッペパン。 口腔内でもそもそと貼り付く味気ないそれは、はっきり言ってしまえば彼の口には合わなかった。 それにコッペパンは値段が安いためか、週に一回以上は学校給食でその姿を見せていた。 ジャムもマーガリンも支給されず、量だけは無駄に多かったコッペパン。 食べ切れずに残そうとした彼を教師は許さず、給食の時間が終わっても彼一人だけは昼休みは訪れない。 そんな苦い思い出を連想させられ、彼は憎々しげに表情を歪めた。 「ふぅ……ようやく一段落ね」 気怠そうに溜息を吐きながら、水銀燈が部屋の中に侵入してくる。 その手にメロンパンを携えながら。 「そのメロンパン、どうしたのだ?」 「私の支給品よ。ロクなものしかないと思ってたけど、今は感謝するべきかしらね」 狭間のコッペパンを一瞥する水銀燈。 安い挑発ではあったが、機嫌の悪かったためか癪に障った。 もし各参加者に支給された食料が全て同じでなく、あえて自分にコッペパンを支給していたのだとしたら。 彼はV.V.を徹底的に潰しにかかっていただろう。 だが彼女の言葉を聞き、彼はその矛を収めることにした。 (どのみち奴は潰すがな) 魔神皇たる自分を、このような催し物に参加させたのだ。 ただの人間の子供の身に余る蛮行。 自分は支配する側であって、支配される側になるなど有り得ないのだ。 「あの男はどうした?」 「入口で見張りをしてもらってるわぁ」 狭間は山小屋に到着してすぐに食堂に赴いたが、水銀燈とスザクは玄関で打ち合わせをしていた。 その時に彼を見張り役に任命したのだろう。 食堂の窓から入口を眺めると、そこにはスザクの姿があった。 「…………」 何をするでもなくその姿を眺めていると、視線に気付いたスザクがこちらに振り向く。 すると彼は爽やかな笑みを浮かべ、嬉しそうに手を振り始めた。 「フン……」 窓から視線を逸らし、手に残ったコッペパンを一口齧る狭間。 無味簡素な味が口腔内に広まり、思わず顔を顰めた。 「ん?」 コッペパンを必死に咀嚼している中、甘い匂いが狭間の鼻を刺激する。 お菓子の中でも一大ジャンルを築き上げ、誰もが一度は食したであろうお菓子――――チョコレート。 彼にとっても馴染みある匂いは、彼の横にいる水銀燈の持つ板チョコレートから放たれていた。 「あら、気になるの?」 嘲るような視線を送ってくる水銀燈。 彼女のチョコレートを羨んでいると思っているのだろう。 全く欲しくないといえば嘘になるが、必死になって求めるものでもない。 人間を超越した狭間にとっては、食事などその程度でしかないのである。 「メロンパンの次はチョコレートか、随分な支給品だな」 「フフッ、これは私の支給品じゃないわよ?」 「ほう、誰かから奪ったのか」 「いいえ、スザクに交換してもらったのよ」 水銀燈が頬張っている板チョコレートは、元々スザクの支給品である。 これの交換を行っていたため、彼女は食堂に来るのが遅れたのだ。 「交換か、君は何を出したのだ?」 「さっきから妙なことばかり気にするわね、貴方」 「私の質問にさっさと答えろ、人形」 狭間がこんな質問をしたのも、ただの暇潰しのため。 味気ない食事を少しでも彩るための道楽――――のはずだった。 「まぁどうでもいいことだし教えてあげる。貴方が食べてるそれと同じものをあげたわ」 貴方が食べてるそれと同じもの。 それは全参加者に配布された食料であるコッペパンのこと。 狭間がそれを聞いた時、真っ先に思ったのは"割りに合わない"だ。 全参加者に共通で配布されたものと、三つしかない支給品のうちの一つ。 同じ食料であるからこそ薄れているが、これが剣や銃などであればその不公平感は一目瞭然だろう。 「あの男は随分とお前に惚れているのだな」 「そうねぇ、綺麗過ぎるのも困っちゃうわぁ」 返答に失笑する狭間。 「なにかしら? ひょっとして馬鹿にしてる?」 「いや、魅了魔法をかけている口がよく喋ると思ってな」 水銀燈の顔が歪む。 「……気付いてたの?」 「魔神皇たるこの私を欺けると思っていたのか、欺瞞だな」 怒気を孕んだ表情から一転、彼女の顔はだんだん焦燥に変わっていく。 スザクにこの事実を伝えられるか、あるいはこれを盾に脅迫してくることを危惧しているのだろう。 「安心しろ、私はお前をどうこうしようと思っているわけではない」 だからそれを真っ先に否定してやると、彼女の顔から焦りの色は抜けていった。 その浅ましさには反吐が出るが、わざわざ自分から干渉しようとは思わない。 スザクに僅かな憐憫の情を感じるが、所詮は他人なのだ。 「だが、一つだけ聞かせろ」 それでも、一つだけ尋ねておきたいことがあった。 「君は枢木スザクを愛しているのか?」 交差する視線。 数秒間の静寂の後、水銀燈がふと笑う。 「愛してるわけないじゃない」 そして、そう吐き捨てた。 「私が愛しているのはお父様だけ、スザクはあくまで下僕よ」 「……」 胸の奥底にある記憶、思い出したくもない記憶。 ――――な、何の用? ハザマくん。 ――――……こ、これを……君に、読んでほしいんだ。 ――――て、手紙……? ――――た、確かに……渡したよ か、必ず読んでね…… 彼はクラスメートの一人、アキコという少女に恋をした。 必死に文面を考えて、自分の真剣な思いを綴ったラブレター。 アキコを放課後の教室に呼び、逃げ出したくなるのを堪えてラブレターを渡した。 ――――やったじゃんアキコ、ラブレターなんて、やるぅ ――――冗談じゃないわよ、ネクラなハザマの手紙なんて読むわけないじゃない。あんな何考えてんだかわかんないヤツ相手にしてたら、こっちまでおかしくなっちゃうわよっ! だがその思いは、読まれることすらなく引き裂かれた。 ――――あーっ、ヒッドーイ! 何も破り捨てなくったっていいじゃん。ウフフ…… ――――アハハ…… 「……君は、本当にあの男に何の情も感じていないのか?」 「なによさっきから、もしかして貴方……スザクに同情してるの? アハハハハ! あんな大層な口叩いてたわりには随分と甘いのねぇ」 大声で笑う水銀燈。 甲高い笑い声がアキコを連想させ、彼の胸の中に払拭しがたい汚泥のような感情を呼び戻す。 最初は耐えようと思った。 しかし気が付いたら、自分が立ち上がっていることに気付いた。 食べかけのパンを放置し、彼はそのまま食堂の扉まで直行する。 「……なんのつもりかしら?」 「君と組むのはやめだ、私は抜けさせてもらう」 明確な敵意を乗せた視線が狭間に突き刺さる。 だがその奥にあるのは焦燥。 溢れんばかりの敵意も、それを悟られないための隠れ蓑に過ぎない。 目の欠損を一瞬で治療するほどの力を秘めた狭間を、是が非でも手中に収めておきたい。 そんな彼女の思惑を、彼は見抜いていた。 「君と一緒にいると虫酸が走る、それだけの話だ」 「そんなにスザクの心を奪ったのが気に入らなかったかしら?」 狭間は答えない。 「貴方なら理解していると思ったのだけれどね この戦いの勝者は一人だけ、勝ち残るためならどんな事だってする、そうでしょう?」 彼女の言葉の端から見受けられるのは、狭間に対する憐憫と落胆。 どこか見下したような笑みが、彼の苛立ちをさらに加速させる。 「そういうところに虫酸が走ると言っているのだ 君は魔神皇たるこの私の仲魔として、君はあまりにも醜すぎる」 そう言い残し、扉の取っ手に手を掛ける狭間。 顔の近くを黒いものが横切ったのは、その直後であった。 「何の真似だ?」 「この私が……醜いですって?」 他者を小馬鹿にするような態度が消え、肌を焼くような怒気を彼女は顕にしている。 先程までの焦りを隠すための中途半端な敵意ではない。 これは敵意というよりは、もはや殺意を言うべきだろう。 彼が最後に放った”醜い”という言葉は、彼女のローゼンメイデンの誇りを踏み躙る禁句であったのだ。 「もういいわぁ、私も貴方と同意見だもの……貴方といると虫唾が走るってね! ここで死になさい!」 言い放つと同時に飛翔し、数十本の黒羽を一気に発射する水銀燈。 広範囲に満遍なく撃ちこまれた黒羽は、食堂という狭い空間を埋め尽くす。 「この私を本当に倒せるつもりか? 傲慢だな、マハジオ!」 しかし狭間が怖気づくことはなく、右手を掲げると同時に一言呟く。 すると掲げた右腕から電撃が放射され、周辺一帯の黒羽を次々と撃ち落とし始める。 マハジオは威力は低いものの、広範囲に渡って電撃を放射できる魔法。 一帯を埋め尽くしていた黒羽は、その全てが地面に叩き落されていた。 「この程度か出来損ない! マハジオ!」 再びマハジオを発動する狭間。 小柄な身体と飛翔能力を活かし、水銀燈は電撃の隙間をくぐり抜けて回避する。 だが攻撃に転じる隙はなく、瞬く間に部屋の隅に追いやられてしまう。 「舐めるんじゃ……ないわよ!」 追い詰められた苛立ちをぶつけるように、勢いよく黒翼を羽ばたかせる水銀燈。 すると突風が発生し、並べられた椅子をいくつか吹き飛ばす。 吹き飛ばされた椅子は電撃と衝突し、ピシッと甲高い音を立て爆散した。 「ほう、少しは知恵が回るようだな」 「今の貴方に喋っている余裕があるのかしらぁ?」 彼女の言葉に首を傾げる狭間だが、すぐにその真意を理解することになる。 人間にとって絶対的な死角の一つである頭上。 そこに椅子が迫っていたのだから。 「チィッ!」 細身の身体を翻す狭間。 電撃から自身を守る防御と同時に、相手の頭上に椅子を巻き上げて攻撃に転じる。 先ほどの彼女の行動は、攻防一体を備えた挽回策であったのだ。 数瞬前まで自分が立っていた場所に椅子が落下するが、彼女の狙いが理解できるからこそ素直にそれを喜ぶことができない。 「行くわよ!」 突き上げるように迫る刃。 彼が回避に集中している瞬間、彼女は自身の翼から両刃の剣を精製。 手早く彼の懐に潜り込み、喉元への一撃を繰り出したのだ。 魔法という飛び道具に頼った彼の戦術は、彼女のライバルである真紅の戦術と酷似していた。 真紅を倒すことを渇望している彼女は、真紅のあらゆる戦術に対して対抗策を練っていた。 似た戦術を駆使する狭間を相手するには、それを応用することで互角以上に立ち回ることができる。 「出来損ないの分際で……ッ!」 仰け反ることで一撃目を回避。 逆十字を模した剣が、視界の先を掠めていく。 そしてすぐに繰り出される二撃目。 上空からの急降下、そこから右斜に振り下ろす斬撃。 「驕るな!」 腰に携えた日本刀を抜刀し、彼女の斬撃を受け止める狭間。 金属同士を擦り合わせた際に発せられる、特有の嫌な感触と音が精神を揺さぶる。 だが互いに一歩も引かず、両者の間に均衡が訪れる。 目の前の女を切り裂くため、彼が込めるのは憤怒と侮蔑の感情。 狭間の行動源とも呼べる負の感情は、少しずつ水銀燈の剣を押し返し始める。 「なん……で……」 彼女の持つ剣の刀身に亀裂が入り、拮抗している部分からポロポロと崩れていく。 刃こぼれを起こしたがため、正確に力の伝わらない刃を返すのは容易い。 狭間が少し力を加えると、均衡は完全に破れて彼女は吹っ飛んでいった。 「あんな細い身体の何処にあんな力が……!?」 彼が勝利できた理由は単純な力勝負だけではない。 彼が抜刀したのは天下の大泥棒ルパン一味の剣士、石川五ェ門の愛刀――――斬鉄剣。 鋼鉄すらも紙のように切断する業物に比べれば、彼女の剣は玩具にも等しいと言わざるを得ない。 だがそれ以上に彼の内にある負の感情が、勝敗を動かしたといっていいだろう。 狭間にとって、水銀燈は存在を否定してやりたい程の相手になりつつあった。 「くっ……けどまた椅子を吹き飛ばせば!」 せっかく詰めた距離を容易く戻され、彼女の顔の焦りの色は濃くなる。 飛翔と同時に黒翼を展開し、再び突風を発生させようとする水銀燈。 「マハラギダイン」 だがその直前、彼女の周辺一帯を巨大な炎が包み込んだ。 「この私を相手にして、同じ手が二度も通用すると思ったか?」 炎系の魔法において、最強の威力と攻撃範囲を持つマハラギダイン。 瞬く間に炎は部屋中を広がり、狭間以外の食堂内にあるものを全て呑み込もうとする。 攻撃に利用してやるつもりだった机や椅子も例外ではなく、炎の海に呑み込まれて跡形もなくなっていた。 彼女が炎に呑み込まれなかったのは、全くの偶然だったと言えるだろう。 「ほら、次はどうするのだ?」 上空にいる水銀燈に狙いを定めるよう、肩よりもやや上方に手を掲げる狭間。 床を灼熱の炎が蠢き回っている以上、彼女は着地することはできない。 そして壁や天井にも引火しているため、行動範囲は著しく制限されている。 この状況で再びマハラギダインを発動すれば、彼女が炎から逃れることは不可能だろう。 だが、ここで再び幸運の女神が微笑んだ。 「これ、は……?」 天井から突然水が降り注ぎ、部屋全体をのたうち回る炎を消火し始める。 一瞬呆然とする水銀燈だが、すぐに冷静さを取り戻して天井を仰ぐ。 そこにあったのは、ひたすら散水を続ける円状の機械――――スプリンクラー。 それによる消火作業は素早く、瞬く間に炎は鎮火されていく。 「アハ……アハハハハハハハハハハ! 残念だったわね! スプリンクラーを見逃すなんて貴方も間抜けね!」 「…………」 心の底から嬉しそうに笑う水銀燈。 床の炎は完全に鎮火され、彼女は悠々と黒焦げた床に降りていく。 そして彼女にとっての追い風はまだ終わらない。 「水銀燈!」 パリン、とガラスが割れる音。 青いマントをはためかせ、窓ガラスを蹴破って内部に闖入してくるスザク。 彼は愛する水銀燈を守れるよう、彼女の目の前に着地する。 「大丈夫かい、水銀燈!?」 「えぇ、大丈夫よ、ちょっと服が濡れちゃったけど」 「なにがあったか説明してもらってもいいかな?」 「……ハザマが裏切ったのよ」 彼女がそう言うと、スザクはくるりと身体を反転させる。 「それは本当かい、イデオ?」 初対面の友好的態度など微塵も感じなられない、敵意と軽蔑の込められた視線。 普段の彼ならば、もう少し思慮深い行動を取っていただろう。 だが今の彼にとっては水銀燈が絶対であり、彼女に仇なす者は誰であろうと容赦はしない。 狭間は彼の質問に答えぬまま、突き刺さるその視線を逸らす。 長い沈黙が場を支配する。 「……残念だよ、君とはいい友達になれると思ったのに」 スザクの表情を彩っているのは悲しみ、だがすぐにそれは怒りに変わる。 一見すると表情豊かであるが、狭間の目には虚ろに見えた。 「水銀燈、指示を」 「貴方は正面から突っ込んでちょうだい、それでいいわ」 スザクはそれだけ聞くと、腰を浅く落とし左脚を半歩ほど下げる。 「行くわよ、ハザマ!」 言葉と同時に、水銀燈の双翼から二頭の黒龍が生まれる。 二頭の黒龍は顎を大きく開き、側方から狭間の元へと疾りだす。 間髪入れずにスザクが跳躍し、彼女の言葉通りに正面から飛び蹴りを繰り出す。 三方向からの同時攻撃、回避するのは極めて難しいだろう。 (哀れだな) 憐れむような視線を、スザクへと突き付ける狭間。 右手を掲げ、呪文を詠唱する。 「マカラカーン」 狭間の右手に展開される半透明の盾。 黒龍達は雄叫びと共に盾へと突っ込んだのも束の間、次の瞬間には転回してスザクの元へと向かっていく。 「え?」 マカラカーンは魔法攻撃を反射する魔法。 いくらスザクの身体能力が優れているとはいえ、空中で黒龍達から逃れる術はない。 黒龍達は無抵抗の彼を容赦無く呑み込みながら進み、そのまま食堂の真っ白な壁へと激突した。 「がはっ!」 壁に叩き付けられ、吐血しながら蹲るスザク。 己の最高の技を容易く反射され、呆然とする水銀燈。 その間隙を縫って、狭間が更に魔法を発動する。 「ブフ」 唱えた瞬間、彼の右手から冷気を圧縮した小さな弾丸が飛び出る。 水銀燈はすぐさま回避行動に移るが、初動の遅れは大きく冷気の弾丸は彼女の右翼を貫いた。 「ッ! でもこの程度なら!」 ブフは氷結系の魔法の中では最下級の魔法。 弱い悪魔ならまだしも、少し強い悪魔になるとほとんどダメージを与えられない。 その証拠に彼女はまるで平然としている。 だが、彼女が異変に気付くのはそう遅くはなかった。 「な、なにこれ!?」 右翼をいくら動かそうとしても全く動かない。 身体の一部から不快な異物へと、まるで石になってしまったかのよう。 いや、この例えは決して間違いではない。 根元から先端まで、彼女の翼は完全に凍結していた。 「そんな、なんで!?」 「君は……この私が本当にスプリンクラーを見逃すなどという愚行を犯したと思っているのか?」 空中をふらふらと彷徨う水銀燈を、口端を吊り上げて心底見下したように笑う狭間。 スプリンクラーがあるのを把握していながら、彼はあの場面であえてマハラギダインを使用したのだ。 幸運によって彼女が危機を脱したように思えたが、それすらも彼の演出に過ぎなかった。 氷結系の魔法は威力に関わらず、命中した相手を凍結させる効力を持つ。 天井から降り注ぐ水で濡れていた彼女は、非常に凍結しやすい状態になっていたのだ。 「まさか、貴方そこまで!?」 「ようやく気付いたか、鈍間め。そもそもこの私が本気でマハラギダインを使えば、この程度の小屋など簡単に焼き尽くせる」 彼は嘘は吐いていない。 もし魔神皇の真の姿を見せていれば、この山小屋は簡単に焼失していただろう。 ならば何故彼は最初からこの方法を取らず、わざわざ周りくどい手法を取ったのか。 それは彼女に偽りの希望を抱かせ、より高いところから叩き落すためだ。 水銀燈という存在は、それほどまでに彼の中で許せないものになっていた。 「イデオォ!」 片翼の先端を狭間に向ける水銀燈。 だが黒羽を発射するよりも早く、冷気の弾丸が彼女の左翼を突き抜けていく。 両翼が凍りついた彼女は浮遊していられず、這いつくばるように地面へと堕ちる。 寒さに体力を奪われ、両腕に力が入らない水銀燈。 それでも立ち上がると、そこには狭間の姿があった。 「やめ、ろ……」 壁に背中を預けながら、血塗れの口で懇願の言葉を述べるスザク。 狭間は憐れむようにそれを一瞥し、すぐにまた水銀燈へと戻す。 そして腰に携えた斬鉄剣を、ゆっくりと鞘から引き抜く。 「やめろおぉッ!!」 恐怖に怯えるような表情をしながら、スザクは一目散に駆け出す。 かつて目の前に愛する者を殺害されたトラウマが、目の前で再び再現されようとしているのだ。 またあの絶望を味合うくらいなら、自分が盾になる。 そんな思いを抱き、愛しい人の元へと駆けるスザク。 だが、その脚は唐突に止まる。 「な、なんで!?」 自分でも身体が動かない理由が分からないのか、スザクは顔を真っ青にして狼狽えている。 そんな彼の瞳が赤い輝きを放っているのを、狭間は傍目に捉えていた。 「……」 斬鉄剣を腰溜めに置き、後方に下げる。 「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!」 そして、容赦なく斬鉄剣を突き出した。 「あ……あぁ……」 突き出された斬鉄剣は水銀燈の腹部に貫き、背中からその刀身を見せる。 彼女の瞳孔は一瞬見開かれ、ゆっくりと閉じていく。 狭間が斬鉄剣を引き抜くと、彼女は糸の切れた人形のように崩れ落ちた。 「イデオオオオオオオォォォォォォォォォッ!!」 両目に涙を溜めたスザクが、鬼神の如き表情で迫り来る。 突風と見間違うかのような速度の彼は、常人の目には写ることすらないだろう。 だが狭間は常人ではなく全魔界を制する魔神皇であり、ただ速いだけの直線的な動きを見切ることは容易い。 「ドルミナー」 スザクに向けて放たれた魔法は、対象者を眠りの世界へと誘う魔法。 感情の赴くまま直線的に動いていたスザクに、これを避けることはできない。 「イデ……オ……ッ!」 強烈な眠気に襲われ、スザクは地面に這いつくばる。 それから眠りに落ちるまで数十秒。 彼は憎悪に心を尖らせて、最後まで狭間を睨みつけていた。 「……ようやく終わったか」 腹部に穴を開け、仰向けに倒れる水銀燈。 這いつくばるように、うつ伏せになって気絶しているスザク。 大量の椅子や机の残骸が散乱する広い部屋で、狭間はただ一人佇んでいる。 山小屋内で意識のある者は、狭間以外にはもういない。 一見すると無駄な戦闘に思えるが、今回の戦闘でも大きな収穫があった。 それは自身に設けられた魔法の制限。 攻撃魔法に関してはさほど大きな制限はないようだが、補助系の魔法となると話は違った。 マカラカーンやドルミナーを使用した際、普段よりも大きな魔力の喪失を感じた。 ディアラハンを使用した時と同様、効力も落ちているように思える。 気に入らない話だが、今の彼は全力とは程遠い実力しか発揮することができない。 まずは本来の力を取り戻すことが最優先だろう。 そしてもう一つの収穫は、スザクに施されていた二つ目の呪いだ。 最初にスザクを見た時は、魅了魔法以外の存在には気付かなかった。 だがあの時の赤い瞳は、彼が別の呪いにかかっていることを示す証だろう。 呪いの詳細までは分からないが、おそらくあれは精神に影響を及ぼすもの。 彼の足が突然止まったことを考慮すると、行動を制限する類の呪いだろうか。 「哀れだな」 最後にそう言い残し、狭間は食堂の扉を開ける。 そこから長い廊下を歩き、突き当たりにある玄関に降り立つ。 スリッパを脱ぎ靴箱に戻した後、きっちりと揃えて置いた黒の革靴を履く。 そうして最後に一度だけ振り返り、狭間は山小屋を後にした。 「さてと」 朝日と呼ぶには遅すぎる太陽を浴び、狭間は辺り一面に植えられた木々を見渡す。 一見すると迷路のようであるが、既に彼は目的地を定めていた。 先ほど余った時間を利用して、また支給された探知機を調べていた。 その時に彼は、蒼嶋駿朔の現在地がFー10に移っていたことに気付いていた。 数時間前の蒼嶋の現在地はHー2であり、そこからFー10の距離を数時間で移動するのは不可能である。 間欠泉のような施設があったか、あるいはワープを可能とする支給品が配布されていたのか。 その正体は分からないが、狭間は歓喜に打ち震えた。 「クク……ハーッハハハハハハハハハハハハハハッ!!」 狭間は笑う。 復讐を誓った仇敵が、今や目と鼻の先にいるのだ。 これを笑わずして、いつ笑えばいいというのか。 「マッパー」 新たな魔法を行使する狭間。 この魔法は戦闘には使えないが、周辺の地理情報を一瞬で把握できる便利な魔法だ。 せっかく近くにいる蒼嶋に逃げられては敵わない。 「待っていろ、蒼嶋」 山小屋を背に、狭間は高らかと叫ぶ。 ☆ ☆ ☆ 夕日の差し込む生徒会室の机に、勉強道具を広げながら座っているスザク。 もう下校間近であり、校舎内の生徒の数は疎ら。 それでも彼が残っているのは、軍の勤務で遅れた学力を少しでも取り戻すためだった。 「ねぇ、スザク」 「なにかな?」 隣の椅子に腰掛けた少女が、スザクのノートを覗き込む。 「ここ、違ってないかしら?」 少女が指摘した箇所は、彼が解いた中でも特に苦労した問題。 実際のところ解き方を覚えておらず、半ば直感で解答した問題であった。 「やっぱり間違ってたか、でも、どうしても分からないんだ」 スザクは頭を抱えて、困ったような表情を見せる。 すると少女が身体を乗り出して、彼からシャープペンシルを奪い取った。 「じゃあ私が教えてあげるわ」 そうして少女は問題の解き方を、一から丁寧に解説し始める。 ノートには綺麗な文字で数式が記され、勉学が得意ではないスザクでもすんなりと頭に入ってくる。 だが途中から、彼はノートではなく別のものを見るようになっていた。 「こうすればここは……」 彼に勉強を教えてくれる少女。 年齢は彼と同じくらいだろうか、だがその美貌は映画に出ている女優にも引けを取らない。 美少女が多いことで有名なアッシュフォード学園の中でも、彼女は一際輝いて見えた。 長い桃色の髪を後ろで束ねた姿は、大人の美しさと子供の可愛らしさが見事に調和している。 彼の視線は、少女に釘付けになっていたのだ。 「…………」 最初は横顔に向いていた視線が、少しずつ下に降りていく。 白く吸い込まれそうなうなじ、クリーム色の制服から見えるすらりと長い手。 そして年齢相応に膨らんだ胸や、絶妙なラインを描くくびれ。 それらを眺めていると、身体の奥底から熱いものが溢れてくるような感覚に襲われる。 だんだんと羞恥心に駆られ始め、彼はふいと顔を逸らした。 「もう、スザクったらどこ見てるの? ちゃんと勉強しなさい!」 「ごめんごめん……」 頬を膨らませて、怒り始める少女。 だがその表情には柔和なものがあり、彼女も本気で怒っているわけではないのだろう。 彼は宥めるように謝罪をするが、その内では怒った顔も可愛いなと考えていた。 (ああ、なんて――――) 幸せなんだ、と心中で語る。 そしてこの幸せを絶対に手放さないと誓った。 (でも、なんでだろう) 一つだけ不思議なことがあった。 (彼女の名前が思い出せない) とても大切な人のはずなのに、何度も呼び合った名前のはずなのに。 どうしても彼女の名前を思い出すことができない。 違和感を拭いきれぬまま、彼は少女と話を続ける。 その時だった。 「スザクは日本人でしたよね?」 少女が投げかけてくる唐突な質問。 その真意は分からなかったが、彼は素直にそれを肯定する。 「そうですか……なら、死んでください」 椅子から立ち上がり、朱に染まった瞳を向ける少女。 いつの間にかその手に握られているものが、シャープペンシルからサブマシンガンへと入れ替わっている。 「え?」 突然の出来事に呆気に取られ、何も出来ないでいるスザク。 彼女の細い指がトリガーに掛かった瞬間。 破裂音と共に血飛沫が舞い、少女は仰け反りながら倒れていく。 制服を真っ赤な鮮血に染め、目から光を失った少女。 彼女の背後には、黒い仮面とマントを被った長身の男がいた。 「なんで……なんで……」 男は答えない。 「なんで殺したんだよおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」 咆哮を上げ、男へと飛びかかるスザク。 だが男に届くことはなく、天井から降り注ぐ黒羽に彼は意識を奪われていった。 ☆ ☆ ☆ スザクが目を覚まして、最初に目にしたのは食堂の天井。 全身を苛む鈍痛を堪えつつ、壁に手をつけながら彼はゆっくりと立ち上がる。 霞がかった頭で直前の記憶を探るが、どれも断片的で繋がらない。 とても悲しい夢を見ていたような気がしたが、内容までは思い出すことができなかった。 (夢を……見ていた?) 夢を見ていたということは、その時まで意識がなかったということである。 それはつまり意識を失うような事態が起こったということ。 「あ……あ……」 断片的だった記憶が次々と繋がり始める。 その記憶はどれも衝撃的で、彼にとっては度し難い内容。 壊れかけた人形のようなぎこちない動きで、スザクは首をぐるりと回す。 そこにあったのは、腹部に穴を開けた水銀燈。 目は開いていない、意識もなかった。 「あぁ……あ」 当たり前だ。 刀で腹を貫かれた人間が、生きていられるわけがない。 水銀燈は人間ではなく人形だが、そんなことは関係ない。 ただ一つ残された事実は、彼女が既に死んでしまっているということ。 「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!」 慟哭するスザク。 水銀燈の白く陶器のような肌が、血の気を失った酷く不気味なものに感じる。 散乱する黒い羽が、死体に群がる烏のように思えた。 かつて味わったトラウマが蘇る。 喉の奥に鉛を突っ込まれ、直に溶かされていくような不快感。 もう一秒でもここに居たくない、水銀燈の死体があるこの場所から逃げたい。 気がつくと、彼は駆け出していた。 水銀燈に背中を向け、脇目もふらずただ走る。 食堂の扉を抜け、玄関を抜け、森の中を抜ける。 そして路傍に転がっていた石に躓き、彼は勢いよく転倒してしまった。 「うっ……くっ……」 普段のスザクならば絶対に起こりえない出来事。 斜面を全速力で疾走していたが故、満足に受け身を取ることすらできなかった。 純白の騎士服は泥と砂に汚れ、破れた箇所からは血が滲んでいる。 悔恨、悲哀、憤怒といった様々な感情が鬩ぎ合い、彼の瞳からは涙が零れ始めていた。 「クソッ! クソォッ!」 拳を握りしめ、何度も何度も地面に叩きつける。 手袋が裂け、皮膚が破けても、お構いなしに叩きつけた。 「イデオォ! イデオォオ!」 最初は仲間だと思った、良い友人になれると思っていた。 でも彼は水銀燈を殺した、自分の最も愛する人のその手で殺したのだ。 狭間偉出夫は絶対に許さない、この手で殺してやる。 しかしもう一人だけ、彼にとって許せない人間がいた。 「ルルーシュ……ッ!」 あそこで脚が唐突に止まった原因が、最初は全く分からなかった。 だが、今は分かる。 ルルーシュがかけた”生きろ”というギアス。 それが身を挺して庇おうとした彼を止め、強制的に水銀燈を見殺しにする選択肢を選ばせたのだ。 彼には一度ならず二度までも大切な人を奪われた。 醜悪な笑顔を浮かべ、戦争の駒として自分を利用したのだ。 「…………」 狭間偉出夫とルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。 この二人は絶対に許さない。 そしてV.V.は、生き残った一人の願いを叶えると言った。 水銀燈の笑顔をまた見るためなら、他の参加者などもうどうでもいい。 残った参加者を全員殺して、水銀燈を生き返らせる。 それは水銀燈を愛する者として、当たり前の発想であった。 「待っていてくれ、水銀燈」 光の失った目で、枢木スザクは先を見据える。 ☆ ☆ ☆ スザクが走り去ってから十数分が経過した山小屋の一室。 その中で一つ、動く影があった。 「ったく、やってくれたわねぇ……」 苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、黒いゴシックドレスについた煤や埃を払い落とす。 その最中に腹部に空いた穴を発見し、影の主は忌々しげに顔を歪める。 「でも、生き残っただけマシかしら」 焼け焦げた床を見下ろしながら呟いたのは、先の戦闘で死亡したはずの水銀燈その人だった。 一面に散乱した椅子や机の残骸が、先ほどの戦闘が嘘ではなかったことを物語っている。 日本刀で腹部を貫かれれば普通は死ぬだろうし、万が一生き残ってもすぐに動くことはできない。 だが彼女は現として生きていて、何の支障もなく動いている。 一体それは何故か。 その答えは、狭間が刺し貫いた箇所にあった。 本来なら赤黒い傷跡が覗くはずの、黒いゴシックドレスに刻まれた穴。 しかし、そこには何も無い。 刺し貫かれた傷跡も無ければ、本来あるはずの胴体も無い。 そう、水銀燈には胴体が存在しなかった。 彼女はローゼンメイデンの第一ドールでありながら、胴体が欠落している不完全な個体だったのだ。 「…………」 もし狭間が刺した場所が胸や頭であれば、彼女は間違いなく死んでいただろう。 生き残れたのはまさに幸運が働いたと言える。 が、彼女の顔は憎々しげに歪んだまま。 胴体がないことは彼女にとってコンプレックスであり、自らがジャンクである原因でもある。 これが理由で助かったのは、彼女にとって幸運ではなく皮肉だった。 「スザクまでいないなんて、ツイてないわね」 目を覚ました時には、もう誰もいなかった。 狭間がいないのは当然だが、果たしてスザクは何処に行ったのか。 惚れ薬の効果が切れたのか、狭間の後を追ったのか。 あるいは死体も残らないような殺され方をされたのかもしれないが、彼女にとってはどうでもいいことだった。 重要なのは苦労して手に入れた下僕が、今は彼女の手元にないという事実。 「イデオォ……ッ!」 ローゼンメイデンとしての誇りを、狭間は嘲笑いながら踏み躙った。 あれほど辛酸を舐めさせられて笑い飛ばせるほど、彼女は温厚な性格をしていない。 狭間には何らかの形で報復を与えねばならないだろう。 しかし狭間は、スザクと二人がかりでも敵わなかった相手だ。 悔しい話ではあるが、戦闘力では明らかに差を付けられてしまっている。 スザク以上の実力を持つ仲間を何人も集める必要があった。 そう考えた彼女は、すぐに山小屋を去ることにした。 他の参加者がいないのだから長居する必要はないし、戦闘痕を見ていると敗北したことを思い出す。 自らの悪評が広まる前に、新たな下僕を探す必要があった。 「待ってなさい、狭間、すぐに殺してあげるわ」 凍結した翼も時間経過で溶けていたため、今は自由に動かすことができる。 両翼を羽ばたかせ、彼女は山小屋の窓から飛び立っていった。 ☆ ☆ ☆ こうして山小屋という舞台で開催された人形劇は幕を閉じた。 三体の人形は様々な思惑を抱き、それぞれの道を歩き出す。 その先にあるのは―――― 【一日目 午前/B-7 西部】 【狭間偉出夫@真・女神転生if…】 [装備]:斬鉄剣@ルパン三世 [所持品]:支給品一式、ニンテンドーDS型探知機 [状態]:疲労(小)、精神疲労(小)、人間形態 [思考・行動] 1:蒼嶋駿朔(男主人公)を殺す。 2:Hー2に向かう。 [備考] ※参加時期はレイコ編ラストバトル中。 ※水銀燈は死亡したと思っています。 【一日目 午前/C-6 北部】 【枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュ(アニメ)】 [装備]:ワルサーP-38(3/9)@ルパン三世、 [所持品]:支給品一式×2(食料は一つ多め)、ゼロの銃(弾丸を一発消費)@コードギアス 反逆のルルーシュ、 ワルサーP-38の弾薬(11/20)@ルパン三世、日輪の鎧@真・女神転生if...、Kフロストヅーラ@真・女神転生if...、確認済み支給品0~2(武器はない) [状態]:ダメージ(中)、『生きろ』ギアスの効果継続中、惚れ薬の効果継続中 [思考・行動] 1:参加者を全員殺し、水銀燈を生き返らせる。 2:狭間偉出夫は絶対に許さない、見つけ出して殺す。 3:ルルーシュも絶対に許さない。 [備考] ※ゾルダの正体を北岡という人物だと思っています。 ※水銀燈は死亡したと思っています。 【一日目 午前//B-6 南西部】 【水銀燈@ローゼンメイデン(アニメ)】 [装備]:無し [所持品]:支給品一式×3(食料を一つ譲渡)、メロンパン×4@灼眼のシャナ、板チョコレート×11@DEATH NOTE 農作業用の鎌@バトルロワイアル、不明支給品0~2(橘のもの、未確認) [状態]:疲労(小)、右目にヒビ割れ、右眼周辺に傷、深い悲しみと憎悪 [思考・行動] 1:優勝する。 2:真紅のローザミスティカを得る。 3:スザク以上の力を持つ下僕を集める。 4:3を達成したら、狭間偉出夫を殺しに行く。 [備考] ※参戦時期は蒼星石のローザミスティカを取り込む前です。 ※ゾルダの正体を北岡という人物だと思っています。 【板チョコレート×12@DEATH NOTE】 作中でメロが食していたもの、彼の大好物だと思われる。 本筋には絡んでいないように思われるが、実はこれが原因で日本捜査本部にアジトを発見されている。 時系列順で読む Back 遊星よりの物体X Next 夢の終わり(前編) 投下順で読む Back 惑いのフレイムヘイズ Next 血染め の ■■■ 080 今後ともよろしく 枢木スザク 115 血染め の ■■■ 水銀燈 118 鏡像 狭間偉出夫
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再び平和な世界を取り戻す為、戦いへと身を投じる いつかまた、みんなで笑い合う為に… 作者:みーちゃん 2022年1月1日からニコニコ動画で投稿している人形劇のシリーズ。2022年は投稿が遅すぎて3本しか投稿していなかったが、今年は去年よりも多く投稿する予定との事。ちなみに、投稿頻度は月1ではあるが、時々MADなども投稿したいので、毎月投稿するとは限らないようだが、遅れないようにはするとの事。 あらすじ 様々なキャラクターが平和に暮らす世界。この世界でドラゴニュートとその仲間達が繰り広げる物語。そんな平和な世界に、少しずつ不穏な雰囲気が訪れてゆく…。 登場人物 キャラ名 登場作品 ドラゴニュート・サフィールヴァーゴ ドラゴニュートの人形劇 ドラゴニュート・ブラウスピカ フリーダムバトルオリジナル 蒼姫美剣 ドラゴニュートオリジナル リアルドラゴニュート レイリア・エルスタル 天ヶ瀬エルス 躑躅森衣緒菜 ラズ・ランバニア ツヴァイ レティシア・フェネオン シエル シルヴィア・エーメリー 波々伯部美月 トラちゃん リオン イエネズミ ヒート・カーティス 黒咲悠人 ハルファシア コバルト・ラース レッドアイ ドトール・レックス ネイル・レイシス タランチュラ エスクード ドラゴニュートの人形劇 ??? Dr.ハリネズミ Dr.ハリネズミJr. ダークアビス兵 一ノ瀬翼 アルティメットオールスター大乱闘スマッシュブラザーズ ヴェローナ サラマンダーチルドレン アイラ フリーダムバトルオリジナル ファヴール レイラ・フローニング 羽海野葵 トワイライトバトルロイヤル 初瀬千初 銃×剣のエージェント ファイナルガンダム ドラゴニュートオリジナル エミリア Re ゼロから始める異世界生活 神崎・H・アリア 緋弾のアリア 綾瀬美春 精霊幻想記 キサラ Engage Kiss 夕桐アヤノ メイプル 痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 レヴェリー・メザーランス エレメンタル ジェレイド ケムール人 ウルトラQ バルタン星人 ウルトラマン ザラブ星人 ギガス メタリノーム キャプテンウルトラ カナン星人 ウルトラセブン アーストロン 帰ってきたウルトラマン タッコング サータン アストロモンス ウルトラマンタロウ サラマンドラ ウルトラマン80 ウルトラマンティガ ウルトラマンティガ キリエロイド ガゾート レイキュバス ウルトラマンダイナ Xサバーガ ウルトラマンガイア 超コッヴ 超パズズ ウルトラマンナイス ウルトラマンナイス モモザゴン ウルトラマンネオス ウルトラマンネオス ウルトラセブン21 ザム星人 ドレンゲラン 春野ムサシ ウルトラマンコスモス リドリアス ラグストーン ウルトラマンレジェンド ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE ウルトラマンネクサス ウルトラマンネクサス ペドレオン スラン星人 ウルトラマンマックス ロベルガー ウルトラマンメビウス ウルトラマンベリアル 大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE レギオノイド ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国 ウルトラマンギンガ ウルトラマンギンガ ヘルベロス ウルトラマンタイガ ウルトラマンゼット ウルトラマンZ ウルトラマントリガー ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA グールギラス SSSS.GRIDMAN ゲルショッカー首領 仮面ライダー ショッカー戦闘員 蜘蛛男 ムササビードル ジャガーマン シオマネキング カメバズーカ 仮面ライダーV3 ネプチューン 仮面ライダーX クモ獣人 仮面ライダーアマゾン ガンガル 仮面ライダーストロンガー シャドームーン 仮面ライダーBLACK RX チャップ 仮面ライダーシン 真・仮面ライダー 序章 仮面ライダーZO 仮面ライダーZO ドラス 仮面ライダーJ 仮面ライダーJ ズ・ザイン・ダ 仮面ライダークウガ スネークロード 仮面ライダーアギト 仮面ライダー龍騎 仮面ライダー龍騎 仮面ライダーナイト 仮面ライダー王蛇 ギガゼール スティングフィッシュオルフェノク 仮面ライダー555 マスカレイド・ドーパント 仮面ライダーW グール 仮面ライダーウィザード 黒影トルーパー 仮面ライダー鎧武 ガーディアン 仮面ライダービルド 仮面ライダージオウ 仮面ライダージオウ カッシーン ベローサマギア 仮面ライダーゼロワン ヒドラー兵 電撃戦隊チェンジマン タイムレッド 未来戦隊タイムレンジャー タイムピンク タイムブルー タイムイエロー タイムグリーン アバレッド 爆竜戦隊アバレンジャー アバレブルー アバレイエロー アバレブラック アーナロイド 特捜戦隊デカレンジャー マジレッド 魔法戦隊マジレンジャー マジキング アカニンジャー 手裏剣戦隊ニンニンジャー ジュッカラゲ インダベー 宇宙戦隊キュウレンジャー ポーダマン 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー ドルン兵 騎士竜戦隊リュウソウジャー ゴーキラメイレッド 魔進戦隊キラメイジャー ベチャット デズナラク8世 王様戦隊キングオージャー カメジム サナギム ゴジラ1984 ゴジラシリーズ ミレニアムゴジラ メガロ モスラ成虫 モスラシリーズ バラン 大怪獣バラン G1ガメラ ガメラシリーズ ギャオス ガッパ 大巨獣ガッパ リュウケンドー 魔弾戦記リュウケンドー シャンゼリオン 超光戦士シャンゼリオン バロム・1 超人バロム・1 アンドロイドマン 人造人間キカイダー カイメングリーン ガンダム 機動戦士ガンダム ガンキャノン ガンタンク ザクII ドム アッガイ アレックス 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 リーオー 新機動戦記ガンダムW グーン 機動戦士ガンダムSEED デスティニーガンダム 機動戦士ガンダムSEED DESTINY フォースインパルスガンダム ガイアガンダム ガンダムキュリオス 機動戦士ガンダム00 ガンダムAGE-FX 機動戦士ガンダムAGE ガンダムF91 機動戦士ガンダムF91 Gセイバー G-SAVIOUR ヴァッフ 機動戦士ガンダム THE ORIGIN リーオーNPD ガンダムビルドダイバーズ トルネードガンダム SDガンダムGX ビルバイン 聖戦士ダンバイン メイレスケンブ 境界戦機 ダンクーガノヴァ 獣装機攻ダンクーガノヴァ イヴ BLACK CAT 武藤遊戯 遊☆戯☆王 ダイ DRAGON QUEST -ダイの大冒険- 孫悟空 ドラゴンボール サイバイマン モンキー・D・ルフィ ONE PIECE フィッシュボーンD BLEACH キリト ソードアート・オンライン アストルフォ Fate/Apocrypha スライム ドラゴンクエスト アルス ドラゴンクエストIII そして伝説へ… さまようよろい ゾーマ いたずらもぐら ドラゴンクエストIV 導かれし者たち キラーパンサー ドラゴンクエストV 天空の花嫁 カムイ ファイアーエムブレムif マルス・ローウェル ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 〜光と影の英雄〜 ロイ ファイアーエムブレム 封印の剣 ルフレ ファイアーエムブレム 覚醒 マリオ スーパーマリオブラザーズ クリボー ノコノコ カービィ 星のカービィ ワドルディ アイスクライマー アイスクライマー ネス MOTHER2 ギーグの逆襲 キャプテン・ファルコン F-ZERO Mr.ゲーム&ウォッチ ゲーム&ウオッチ オーディーン ダンボール戦機 フレアカスタム カスタムロボ リオレウス モンスターハンターシリーズ リオレイア 天使型アーンヴァル 武装神姫 フレズヴェルク フレームアームズ・ガール ティアーシャ 30 MINUTES SISTERS カイト 大乱闘カイスマッシュブラザーズ ティラノ 自由すぎる物語 スピノ 登場組織 ベリアル軍 大ショッカー バグナラク連合 MS連合軍 ダークアビス オープニングテーマ エンディングテーマ 余談 ドラゴニュート氏は小学生時代や中学生時代によくソフビを使った人形劇を行っており、それを3DSのカメラで撮影して楽しんでいた。ちなみに動画は現存していない。 高校生時代は3DSで撮影した動画を使い、ヒーローストーリーズTHE MOVIEと言う1時間ほどの作品を作っていたが、容量の都合で削除した為、残っていない。しかも誰にも見せていない。 ここだけの話、来年はドラゴニュート氏が生まれて25年経つので、生誕25周年記念の作品を作る予定らしい。 リンク https //www.nicovideo.jp/user/94145525/series/383492
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登録日:2011/06/22(水) 17 04 38 更新日:2024/04/29 Mon 17 14 41NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 イギリス エルシャール・レイトン レイトン レイトン教授 レイトン教授シリーズ レベルファイブ ロンドン 山寺宏一 教授 考古学者 英国紳士 逆転裁判 当然さ、英国紳士としてはね エルシャール・レイトン (CV 大泉洋(ゲーム)、山寺宏一(テレビアニメ)) 概要 グレッセンヘラーカレッジの考古学教授。 レイトン教授シリーズをやったことの無い人でも名前だけは聞いたことがある人は多いだろう英国紳士。 常に冷静かつ紳士的で、怒りを露わにしない極めて理性的な性格。 シルクハットは決して外さない(*1)。 フェンシングから飛行機操縦、即席投石機の作成、 ロンドンどころがイギリスまでをも燃やし尽くす大量破壊兵器の破壊までそつなくこなす。 もちろん頭も良く、やろうと思えばイギリスを崩壊させロンドンを占拠することもできる。 異性にも好かれやすい傾向にあり、女学生や旅先で知り合った女性からも好意を寄せられているが、本人にその気は全くないと言っても過言ではない。理由はネタバレにて。 …と、ここまでの文だと万能主人公に見えるが、 本業はしがない若手の大学教授であり考古学を教えている。学界最年少の27歳で教授に就任した経歴を持ち、彼の講義を受けるために進学してきた学生も多いとのこと。 優れた頭脳を見込まれてロンドン警視庁から犯罪捜査の協力度々を要請されており、新聞の一面を飾ることも少なくない。そのため、探偵と間違われることもある。 車はレトロなクラシックカーを所有。本人はお気に入りだが、助手のルークからは不評。初対面の彼に面と向かって「ボロ」呼ばわりされたことも。シリーズ初期こそちょっとした移動シーンのみの登場であり作品内で目立った活躍をすることはなかったが、3作目の「最後の時間旅行」にてレイトンの宿敵のドン・ポールによる改造を受けて飛行ギミックを組み込まれ、物語終盤のキーアイテムとしてレイトン教授のテーマ曲と共にムービーで大活躍を見せた。自転車のように細いタイヤと特徴的な姿形からシトロエンの2CVがモデルと思われるが、シトロエンはイギリスではなくフランス車である。 元来の性格に加え、年上の教授陣との折り合いを少し気にしているのもあって自分の地位や頭脳をひけらかすことを嫌がることが多い。 しかしミストハレリでロスト・ワールドを発見してからは多少肩身が狭くなくなった模様。 【技能】 作中、頭脳明晰な面を多々見せるが、その他の能力も極めて高い。 有り合わせの資材で簡易飛行メカ作製。第1作目と第6作目ではハングライダー、劇場アニメでは小型ヘリコプターを作り上げ、窮地を脱した。 敵が操縦する巨大兵器のドリルに突貫し、爆散……したかと思いきや無傷だった。 凶器を持った敵を相手に、サーベルや鉄パイプ、火かき棒などの長物はもちろん、木の枝や燭台などでも大立ち回り。得意の剣術を披露する。 自分と同等の能力を持つ戦闘人形5体を相手に無傷で切り抜ける。 張り巡らされたロープを燭台を使って渡り、囚われたルークを救い出す。 等々、色々と出来る男である事を見せつけてくれる。流石は英国紳士!! ※以下ネタバレ 遡ること10年前、学生時代のレイトンにはクレアという恋人がいた。 彼らの付き合いは卒業後も続き、レイトンは考古学者の道を、クレアは物理学者の道を選ぶ。 レイトンは彼女にプロポーズをできないでいたが、『もし自分が教授になれたら言いたいことがある』と、クレアと約束をする。 当時の彼はハンチング帽を愛用していたが、クレアから教授就任の日に、「教授はこれくらいの帽子を被ってないと」とシルクハットをプレゼントされる。 帽子を取り替えたレイトンはクレアに「英国紳士のよう」と評され、「私がいいって言うまで脱いじゃダメ」と約束を交わす。 そしてその日の夜、彼に知らされたのは最愛の恋人の死だった。 彼女は、物理学者仲間に無理矢理タイムマシンの実験台にされてしまったのだ。 その学者仲間の人物だけは生き残ったが、主犯である男ビル・ホークはやがてそんなことも忘れ、イギリスの首相となり、一考古学者であるレイトンの手の及ばない存在になってしまう。 しかもビル・ホークは学者時代から政府とつながりを持っていたため、その存在は揉み消され事故の記録も一切報道されなくなってしまった。 レイトンは真実を知ろうと独自に調査を始めるが、その度に妨害を受け生死の境を彷徨ったことすらあった。 それでもレイトンは、いつか真実を明らかにすると誓った。 ―――そう、彼はあの日から、クレアに言われた通り、シルクハットは何があっても外さない、クレアだけの英国紳士として生きる道を選んだのだ。 シリーズ第3作目「最後の時間旅行」において、敵に囚われたビル・ホークを前にして、彼を見捨てることもできる状況にもかかわらず、反省の色どころか当時の事件すら忘れている彼に何も言わず、怒りを見せることもなく彼を含むその場全ての人間を助ける選択肢を選んだ。 そして、レイトンに驚愕の真実が告げられる。 10年前の爆発事故の日にタイムマシンは完成しており、クレアは10年後の世界に飛ばされていた。 すべての騒動が解決した後、レイトンとクレアは再会を果たし、クレアはようやく最後の別れを告げる。 とても大泉洋とは思えない爽やかで切ない声と、レイトンが初めて涙を流し感情的になったこのエンディングムービーに涙したプレイヤーは多いはず。 この時、初めてレイトンのハットオフの姿が見られる。 もう一つのネタバレ 以下は「レイトン教授と超文明Aの遺産」のネタバレとなります。クリアしていない方は要注意 実はエルシャール・レイトンという名前は彼の本来の名前ではない。 彼はレイトン夫妻の本当の子供ではなく、考古学者であったブロネフ・ライネルとレイシー・ライネルの息子であり、 さらにエルシャールという名前も後述するが本来は兄の名前であり、彼の当時の本名は「レパード・ライネル」。 彼がエルシャール・レイトンを名乗るようになった経緯は、 幼い頃に考古学者であった両親がタージェントに拉致されたことで兄と共に孤児になった際、レイトン夫妻養子として引き取られる事になったが、 レイトン夫妻は一人しか引き取ることが出来なかった為、 兄が弟に自身の名である「エルシャール」の名前を譲り、弟をエルシャールとしてレイトン夫妻のもとに送り出した。 しかし当時の彼はあまりに幼く、さらに両親と兄を続けて失ったショックから自身の出自を記憶の奥底に封じ込めており、微かに兄がいたことを覚えているのみだった。 「レイトン教授と超文明Aの遺産」の終盤、「エルシャール」が兄の名であることと、父親の本名、そして実の母が既に他界したことを聞かされる。 本人の容姿は母親であるレイシーに似ており、父ブロネフや兄エルシャールとは全く似ていない。 なお、父と兄の身体能力からみるにレイトン教授の数々の戦闘能力は血筋であると思われる。 「レイトン教授と超文明Aの遺産」のエンディングでは実父であったブロネフ・ライネルから本当の名前である「レパード」を告げられたが、 レイトン教授は兄から貰った名前と両親から貰った名字を大切に思い、レパードという名前からの決別の意志を彼に示し、 自分は現在ロンドンに両親がいる「エルシャール・レイトン」だと言い切った。 同時にブロネフを父親と呼ぶことはできないが、いつか考古学者の友人として語り合いたいという前向きなメッセージを残した。 ちなみに一部ファンからは公式で描写されている上記以外に、 最愛の人が愛してくれたのはレパード・ライネルではなく、エルシャール・レイトンとしての自分でもあるからでは?という推測もされている。 その後の未来では最低3人?の子供がいる事が判明している(もっとも現在判明している二人はエルシャールには似ていないので養子説もあるが)。 それぞれ別の作品で主人公を務めており、息子の名前はアルフェンディ、娘の名前はカトリーエイル。 その他、アルフェンディが弟の存在を示唆している(設定変更で弟から妹であるカトリーエイルになっている可能性もあるが)。 『レイトン ミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~』 ゲーム版では存在が示唆されるだけで登場していないが、アニメオリジナル要素を多く入れる予定の本作では登場予定とのこと。 声優は本作では山寺宏一氏が担当する。 【余談】 大泉洋は、レイトンの言う「英国紳士」の意味を最後までつかめなかったらしく(当初はジェームズ・ボンドを意識してみたが、ダメだったという)、 「結局何もわからなかったから完全な棒読みで喋ったら何故かOKが出た」と語っている。 先生!大変です!先生の項目がありますよ! ああ、わかっているさルーク。さあ、行こう。追記・修正の準備はもうできている。 さすがです先生! 当然さ、英国紳士としてはね |三三三三l| __ト―--――| ´、二二二二二フ |/ ・ ( ・Y (^ ’ |) 1 、_ ! △___ ∠ | /エ「ノ / | | ヽ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ユダ「一ミリも許せませんな、恋人を殺した上に事件を忘れているホーク主相を・・・。」 -- 名無しさん (2014-01-28 00 14 16) 逆裁とのコラボでも相変わらずの超人クオリティ -- 名無しさん (2014-01-28 01 11 10) 首相の方は・・・本人不在の間夫人に豪遊されたみたいだし、それで納得してとしか・・・。 -- 名無しさん (2014-02-07 18 27 18) AAの帽子が短いな…7倍は欲しい -- 名無しさん (2014-05-18 22 33 09) 中古車が買えないばかりか、後からドンポールに魔改造されて、もはや車検通るかすら怪しいレベルw -- 名無しさん (2014-06-30 03 12 08) 戦闘技能高いのは、クレア関連で口封じのためにホークの手のものに半殺しにされた経験から必要と判断したのかも。フェンシングはもともと強かったみたいだけど。 -- 名無しさん (2014-09-19 01 07 40) レイトンではなくタイムピンク・ユウリだったら絶対怒るだろう、ビル・ホークの件 -- 名無しさん (2014-12-11 00 55 53) ↑同意、寧ろ許してはいけない -- 名無しさん (2015-03-19 19 23 03) 「ミステリー・ルーム」っつうアプリに息子さん(養子か実子かは不明)が出ている事は書かんでええの? -- 名無しさん (2015-03-30 14 53 24) エルシャドール・レイトン? -- 名無しさん (2015-11-12 11 12 12) 初代イナズマイレブンにもサッカーバトルチームにいたが、仲間にできるのはイナクロから。 -- 名無しさん (2015-11-12 11 15 50) 何回言う気だよ?大量破壊兵器www -- 名無しさん (2016-10-05 20 14 17) 新作で娘が登場する事になりますます家族構成が謎な事に(なお本人は行方不明)。 -- 名無しさん (2016-10-05 21 47 18) ↑普通に養子な匂いがするなぁ…… -- 名無しさん (2017-07-13 08 38 22) 最後のAAww -- (☝ ՞ਊ ՞)☝ウェーイ (2018-08-16 01 29 43) 再び教授として表舞台に立つことになるが、娘さんの存在が黒歴史にならないことを祈る -- 名無しさん (2023-04-20 12 23 18) 先祖を重んじるフランス人?のルパン三世もベンツだのフィアットだのしか乗ってないから英国紳士でもイギリス車に乗ってなくてもまあ多少はね?し -- 名無しさん (2023-12-14 10 15 32) 名前 コメント
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退廃人形劇WIKIへようこそ! 退廃した絵本の世界で繰り広げられる人形劇。 人形(ドール)達のオーナーとなって、自分だけの人形を育てましょう。 オーナーになるには 最初にお迎えできる人形 新しい人形をお迎えするには